コールマン タフスクリーンタープ/400 を購入しました
リビングシェルが加水分解
長らく使ってきたスノーピークのスクリーンタープ、リビングシェルが加水分解してしまい昇天しました。テントやタープなど防水製品には寿命がある
自分たちだけならもうスクリーンタープを使わずにアメニティドームMだけでキャンプをするのも一つだと思っていました。
でも、みんなで集まってキャンプをするにはやはりスクリーンタープが必要です。そして既に来週知人とキャンプをする予定が入っていたので、次期主力タープ購入となりました。
他製品の検討
スノーピーク リビングシェル
新潟県出身者としてふるさと貢献のため再度リビングシェルも考えました。でも、次のような問題があるので見送りました。- 壁面の傾斜が強く天井が狭いため有効床面積が狭い
- 構造が複雑なため設営撤収にも比較的時間がかかる
- 全面メッシュではないため開放感も今ひとつ
- 風が入りやすく出にくい構造のため風にも強くはない
- 何より税込み10万超えと高額
スノーピークの他のシェルターも価格が高いので、加水分解により寿命があるとわかった今はないです。
メーカー商品ページ
モンベル アストロドーム
長方形部分は、2m × 3.6mと狭く、価格はやはり8万円超えなのでなし。メーカー商品ページ
タフスクリーン2ルームハウス
タープの中にテントを張るタイプでセットで約6万円と比較的リーズナブル。雨の日も安心の吊り下げ式テント。タープを立てたらインナーテントを濡らさずにゆっくりと張ることが出来ます。撤収時も同様に濡らさず回収できます。キャンプ初心者にはピッタリの商品です。ただ、タープ部分の床は2.6 × 3.4 m程度と広くはなく、過去に何度か強風で苦しめられているためタープテント一体型はタープが潰れたときに寝るところにも困るので、ないです。
普段はテントを使わずタープとして使えば、3.4 × (3.7 + 1.1) mと広々としているので、これはこれでありかもしれません。でも、テント部分は眺めが無く、暑いかもしれません。
メーカー商品ページ
タフスクリーンタープ/400+
タフスクリーンタープの遮光バージョン。日差しを遮っていいかもと思いましたが、雨の日は真っ暗で昼でもランタンが必要になるのではないかと思いやめました。
メーカー商品ページ
タフスクリーンタープ/400 (バーガンディ色)
メリット
タープの実質的な広さは、簡単に言えば屋根の面積で決まると言えます。どんなに床面積が広くても立てないところは物置スペースにしかなりません。物置でさえもあまり低いところは使いづらいです。- その点タフスクリーンタープは天井部分で曲がったベンディングポールのおかげで壁が立つため有効床面積がとても広そうです。
- 全面メッシュで採光性、通風性、開放感ともに最高です。
- 構造がシンプルなため、変な力が加わらず意外に丈夫かもしれません。
- 良くも悪くもガイライン(張り綱)が6本と少ないので設営撤収が簡単。
- リビングシェルに比べると収納時サイズも一回り小さそうです。
- 何より定価が税込み¥48,384と安く、実売に至っては32,000円!
床は大体3.2 × 4mと広いです。6畳間が2.7 × 3.6mですから床は一回り広いくらいです。リビングシェルと比べると設置面積は一回りか二回りくらい小さそうです。これは狭いサイトでは大きなメリットになります。
懸念点
- 良くも悪くも壁が立つため、風に弱そう
- ガイラインが6本しかなく風に弱そう
- ガイラインの取り付け部分がラインあたり一箇所で風に弱そう
- 風が入りやすく出にくい構造はリビングシェルと同様のように見える
- 雨漏りするというレビューが…
雨漏りについては撥水スプレーとシーリングテープでなんとかします。
風は…、折れたらその時はその時ということで。そのための別テントです。むやみに丈夫にすると、重くてかさばり、ペグが増え、設営撤収にも手間がかかることになるので、ある程度は仕方がないと思います。
メーカー商品ページ
仕様
https://ec.coleman.co.jp/item/IS00060N05795.html耐水圧:約2,000mm
タープサイズ:約400×360×210(h)cm
収納時サイズ:約ø26×74cm
重量:約12.5kg
材質:タープ/75Dポリエステルタフタ(UVPRO、PU防水、シームシール)
ポール/
(メイン シルバー/グリーン)アルミ合金約ø16mm
(センター シルバー/レッド)アルミ合金約ø16mm
ジョイントフラップ/FRP約ø7.9mm
仕様:キャノピー、メッシュドア、ベンチレーション、ジョイントフラップ、ストームガード
付属品:ペグ、ハンマー、ロープ、収納ケース
購入場所と価格
Amazon直売で税込み¥31,893開梱
早速アマゾンから届きました。開梱してみたところ、やはり収納サイズはリビングシェルよりも一回り小さいです(右がリビングシェル)。ただし、届いたばかりの状態なので使った後には同じサイズにならないでしょう。
フレームはアルミでいい感じ。悪くありません。テントはずっと金属フレームだったので安心感があります。
しかし、わかってはいましたがプラペグ。そして金属ペグも入っているけれど棒をL字型に曲げただけという感じで先端も切りっぱなしでとがってさえいません。
さらに、ガイラインは木綿… 木綿のガイラインは初めてみました…
ペグやロープはショボいので使わずにそのまま保管。ガイラインはスノーピークのロープを使って作り直しです。せっかくですから4 mくらいで作っておくことにします。
そして幕体は軽くてシャリシャリでペラペラ感があります。糸はリビングシェルと同じ75Dの太さなので織り方が違うのか気のせいか。
これまでモンベル、スノーピークの製品を使ってきたので正直安っぽさは否めません。でも、実際安いので値段相応とも言えます。コールマンもウェザーマスターとかになるとまた違うのでしょうけれど。
実際に使ってみて
設営
機能性
雨漏り
再度使ってみて
無印良品南乗鞍で再度使ってみました。今回は日本海を台風が通過するのに伴い結構な風が吹き、雨も降りました。
リビングシェルに比べてやわ以外の何物でもないフレームに疑問を持ち、不安な夜を過ごしました。でも、一夜明けてみたところ何事もなく無事に建っていました。
以前、吹上高原キャンプ場で、かなりの強風が吹いたときに、風であおられるコールマンのタープを見ていたところ、潰れそうで潰れず、案外丈夫なのが意外でした。柔能く剛を制すなのかもしれません。
また雨漏りも感じませんでした。
2019-06
丸沼高原オートキャンプ場で設営した時の写真です。今回は梅雨時ということもあり、激しい雨に降られましたが、防水面で不満はありませんでした。今のところ雨漏りはしていないと思います。
よくできているのは、換気のため上の小窓を開けても雨が中にはいらないこと。リビングシェルは開けると吹き込んでくるのでこうは行きませんでした。
2019-08
雨漏りしました
再度丸沼高原にキャンプに行ったところ、一時的な激しい雨の中、雨漏りを確認しました。調べてみると、天井のベンチレーションのところから雨が滴(したた)ってきていました。今までベンチレーションの下はもの置き場にしていたので、気が付かなかったのかもしれません。
雨漏りするとは言っても、どんどん下のものが濡れるというほどではなく、たまに一滴落ちてくる感じでした。
今回はどこから漏ってきているのか突き止めきれなかったので、次回怪しいところにシームシーラーを塗り込むか、様子を見て原因個所を突き止めてから対処しようと思います。
三角形になっているメッシュの斜辺のあたりから漏って、底辺のファスナー部分を伝って内側にくるのではないかと思います。
そのため、ベンチレーションを閉じれば漏ってこないかもしれませんし、実際に閉じてからは漏ってこなかったと思います。
底辺にシーリングテープを貼ればそれでOKかもしれません。
コールマンはデカトロンのQuechuaのような徹底的なテストを行っていないのでしょう。
遮光性
今回はやはり陽射しが強くて結構暑かったです。開けられるところを全部開けてまあなんとかという感じでした。夏がメインの方は、遮光モデル400+を検討した方が良いかもしれません。撤収時にテントのグランドシートをタープの上に乗せて乾かしたところ、タープ内は涼しく感じました。
コールマンが天井に取り付ける遮光性のシートを出してくれれば、雨漏りも陽射しも一挙に解決できるので即買うのですが。
ポールを追加
耐風性
先日の嬬恋と、先週のお台場海浜庭園で強風の中キャンプしました。
嬬恋
無印良品嬬恋キャンプ場では見晴らしの良いVサイトを選びました。
2020年10月 無印良品カンパーニャ嬬恋キャンプ場Vサイト
見晴らしが良ければ遮るものがないため風も強いというわけで、それなりの強風でした。お隣のサイトは立てていてオープンタープを潰されたのか、潰したのか、夜が明けたら潰れた状態でした。
そんな中でもタフスクリーンタープ/400は問題なく耐えてくれました。
とはいえ、強風の中、これで大丈夫なんだろうかと、夜に張り綱の増設を行いました。
風上に1本増設 |
お台場海浜庭園
そして、先週は房総半島先端の館山にあるお台場海浜庭園でキャンプをしました。着いた時にはそれなりにあった風も夕飯の頃には収まり快適でした。しかし、寝付いたころに風が吹き始め夜中に最強となりました。
どれだけ強いかというとテントのアメニティードームが全体にゆすられて、テント内で風を感じるほどでした。インナーテント内にいて風を感じるなんて、今までなかった気がします。もちろんファスナーはすべて閉じています。
夜中に二三回起きてタープを点検し、強風を避けるためパネルをすべて開けて寝ました。
一夜明けると、一応タープは建っていました。しかし、風の反対側の張り綱は完全に緩んで、テントの外に出た時にはタープが風で宙に浮いて踊っていて衝撃を受けました。
張り綱を増やして、しばらく観察していたところ、どうも張り綱を増やしてガッチリとフレームを固定すると、フレームに一点に力が加わりポキリとフレームが折れてしまいそうでした。そのため、張り綱は製品標準の数6本に戻しました。
また、よく見ていると、風が吹いてきたときにパネルを開いていると、もろにフレームに負荷がかかるのではないかと感じました。
そこで、試しにパネルをすべて閉じてみたところ、パネルを開けているときよりもタープ全体が安定することがわかりました。
パネルがカスガイの役割を果たして全体が歪むのを避ける役割を果たしているように見えました。
スノーピークのリビングシェルの時はパネルを開けたほうが安定したのでこれは意外でした。コールマンのスクリーンタープは車のモノコックボディの様にタープ全体で外部からの力に耐えるのかもしれません。
教訓
- 張り綱を増やすべからず。
ただし、各ロープはしっかり張るべし - タープによってはパネルは閉じるべし
コメント
コメントを投稿
間違いがあればコメントを頂けるとありがたいです。