突然滅茶苦茶遅くなったPCがWindows Updateのキャッシュクリアで復活

職場のPCが滅茶苦茶遅くなって操作できないというので色々試していった結果Windows Updateのキャッシュクリアで解決しました。


とにかく遅い

PCを起動してサインインしてしばらくの間はそれなりに動作するのですが、時間の経過につれて動作が重くなってくる感じです。

特にタスクバーの反応が遅くなります。

タスクマネージャーとかコンピューターの管理を開いても、ずいぶん経って忘れたころに開いてくる感じです。

ひどくなってくると、もう全然反応がありません。

サインアウトや再起動がうまく行かない場合もありました。

ただし、何もいじらないと後からでも動作する場合もありました。


システムの復元も効果なし

12/3に発生して、Windowsの機能「システムの復元」を試みると12/1と、12/3の9時くらいに復元ポイントがありました。9時くらいのものが怪しかったので復元を行いましたが、残念ながら効果がなく、しかも12/1の復元ポイントまで消失しました。

結果的にはプログラムの問題ではなくデータの問題だったため効果がなかったということになります。システムの復元の最後にユーザーのデータには影響を与えませんみたいなメッセージが表示されることからも、そうなのでしょう。

今回の教訓としてはポイントが消えるかもしれないので復元するなら思い切って前の日にさかのぼったほうが良いという事でした。

[Windows 10] システムの復元を実行する方法を教えてください。 富士通


アンインストールもうまく行かない

たまたまシマンテックのライセンス切れが重なったため、シマンテックが原因かと思いアンインストールを試みました。しかし、途中までは進むものの取り消されてしまい削除できません。

ブロードコム(シマンテックを買収)から削除ツールCleanWipeを入手して削除してみましたが、復旧せずシマンテック以外が原因だと思いました。


Cryptographic ServicesとWindows Update

タスクマネージャーでCPUの使用状況を見ていると、100%近くになって遅いというのではありませんでした。使用率は高くても数十%。低い時は十数%くらいでしょうか。

見ていると周期的にCryptographic Servicesが高い時は40%くらいまでCPUを消費します。そして、たまにWindows Updateが使用率の上の方に来るときがあります。

Cryptographic Servicesで検索すると、ディスク使用率が100%に達したとか、Chromeが動かないという話があります。中にはWindows Updateに関するものもありました。


キャッシュのクリア

ネットを検索するとWindows Updateのキャッシュクリアの方法がいくつかあります。おそらく次のサイトを参考にしたものと思います。

Windows Update が失敗する

実際に行った作業は次の通りです。

  1. PCに管理者でログイン(ご自分所有のPCなら普通はご自分が管理者です)
  2. 管理者としてコマンドプロンプトを起動
    デスクトップ画面左下のWindowsボタンの隣にある検索ボックスにcmdと入力します。
    「コマンドプロンプト」が表示されるので「管理者として実行」を選びます。

    Windows 11の場合

  3. 手順6の下にあるコードをすべてコピーします。
  4. コマンドプロンプトの左上隅をクリックし、「編集」「貼り付け」と選びます。


  5. コードが貼付され実行されるはずです。
  6. PCを再起動します。

net stop usosvc
net stop dosvc
net stop wuauserv
net stop bits
net stop cryptsvc

ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution_bak 
ren C:\Windows\System32\catroot2 catroot2_bak

net start cryptsvc
net start bits
net start wuauserv
net start dosvc
net start usosvc

コードがやっていることは、いくつかのサービスを停止して、Windows Updateが使用するフォルダー名を変更し、再度サービスを起動するというものです。

これを実行した結果、低速になる現象がピタリと収まり、Cryptographic Servicesもおとなしくなりました。

おそらく、上でren(rename、名前変更)されている二つのフォルダーのいずれかが壊れていたのでしょう。

問題ないので、リネームされた二つの_bakフォルダーはあとで削除しておきました。(ドライブの容量に余裕があれば放置してもよいでしょう。なお、catroot「2」と間違えてcatrootフォルダーを削除するとえらいことになるらしい)

なお、私の場合は通常の状態でログインしても操作自体が困難だったため、セーフモードで起動して、セーフモードで実行しました。セーフモードだと起動していないサービスがあるため一部コマンドの実行時にエラーが発生しましたが、肝心のフォルダーの名前変更はできたため問題ありませんでした。

Windowsをセーフモードで起動する方法を教えてください。 富士通


しかしこれ、よもやWindows Updateが原因だとは思わない事でしょう。よくわからずにPCの初期化を強いられる方々が多いと思います。

そして、過去にもこういう現象に出くわしてやはりキャッシュをクリアして解決したような記憶があるので、割とよくあるタイプの問題なのかもしれません。


他のPCでも発生

2022/01/29 追記

昨日、職場の方から別のPCにリモートデスクトップ接続しようとしたけれどつながらないといわれました。接続先のPCを見に行ってみると画面が真っ暗です。マウスやキーボードを操作しても変わりません。

電源ボタンを押してみたらシャットダウンが開始されました。しかし、いつまでたっても終わりません。Windows Update等が走っている可能性もあったので30分待ってみましたが終わりませんでした。そのため強制終了。

電源を入れると起動してきて一応操作もできているけれど、重要なPCだったのでメンテナンスをすることにしました。HPのツールで診断をかけたり、ごみファイルを削除したりしましたが、CPU使用率が高く、例によってCryptographic Servicesの影がちらつきます。

そこで、Windows Updateキャッシュをクリアしてみることにしましたが。が、コマンドを覚えていません。検索したら自分のこのページがヒットしました(笑)。ITに詳しくない方には不親切な書き方だったので上の説明を手直ししました。

今回はPCが問題なく操作できたので、セーフモードを使わずに実行しました。

その結果、実行したとたんにCPU使用率が低下して正常に戻りました。

やはり今回もキャッシュが壊れていたようです。

この調子だと他にも壊れているPCがありそうです。

それにしてもHPのツールはWindows Updateの正常性もチェックしていたはずなんだけれど。また、ごみファイル削除の中にWindows Updateのファイルのクリーンナップもありますが効果がなかったようです。


さらに2台で発生

2022/2/5追記

他の作業のついでにPCをチェックしたところ、さらに2台のPCでCryptogorachic Servicesの暴走が見つかりました。

一台は上のコマンド実行時にCryptographic Servicesの停止に失敗し、その結果フォルダーのリネームに失敗しました。

再度実行したところ、今度はうまくいって名前を変更することができ暴走も止まりました。


もう一台の方は数回やってもCryptographic Servicesが停止しなかったため、やむを得ずWindows をセーフモードで起動して停止しました。

セーフモードに切り替える際にBitLockerの解除を求められ、解除コードを手入力する面倒な手間がありました。今にして思えば、解除ファイルをUSBメモリーに入れて挿した状態で起動すれば簡単でした。


いずれのPCも最初のPCほど深刻ではなく、使っている人は気が付かないくらいでした。しかし、HPの管理ツールSupport Assistantを実行すると上がってこなかったり、Windows の設定画面の表示が妙に遅かったりと、やはりなにかと問題を起こしているようでした。


Cryptographic Services

2022/2/15 追記

そもそもこのサービスはなんなのか? Cryptographic Services サービスの説明には次のように書かれています。

提供される管理サービスは、次の 3 つです。

カタログ データベース サービス: Windows ファイルの署名を確認し、新しいプログラムをインストールできるようにします。

保護ルート サービス: 信頼されたルート証明機関の証明書をこのコンピューターに追加および削除します。

ルート証明書自動更新サービス: Windows Update からルート証明書を取得し、SSL のようなシナリオを有効にします。

これからわかるのは証明書を扱っているサービスだという事です。プログラムのインストールやWindowsUpdateにも影響するようなので、これを停止したままにするのはまずそうです。

シマンテックのアンインストールがうまくいかなかったり、HPのSupport Assistantの更新がうまくいかなかったのも、このサービスがビジーだった(忙しかった)ためだと思われます。

問題の原因はWindows Updateから異常なデータが渡された結果、もしくは異常に何度もデータが渡された結果、サービスがビジー状態に陥ったのかもしれません。

Windows Upadteのデータがクリアされたことによって、その状態が改善したのかもしれません。


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