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2月, 2024の投稿を表示しています

Excelのテーブルに行や列を挿入する際のエラー

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 Excelのテーブルに行や列を挿入しようとすると、「この操作を実行するとワークシート上のテーブル内でセルが移動されてしまうため、この操作は行われません」というエラーメッセージが表示され、失敗する時があります。 長年このエラーの原因が不明でしたが、あるときどうしても解決する必要があって調べたところ、ようやく原因がわかりました。 現象 図1の場合、上のテーブルに行を追加しようとするとエラーが発生します。 図1 図2の場合は、左側のテーブルに列を追加しようとすると発生します。 図2 テーブルに行や列を追加しようとすると、そのテーブルの範囲だけが拡張されます。 どういう事かというと、図1の上のテーブルの場合、行を挿入すると、B, C, D列のみセルが追加され、A列やE列は変化がありません。 そうすると、下のテーブルは、列1、2、3だけ下にずれることになり、テーブルが壊れてしまいます。そのため、最初のエラーメッセージが表示されるという事です。 図2の場合も同様で、左のテーブルに列を追加しようとすると2行目から5行目までだけが右にシフトしようとします。これもまた右側のテーブルが壊れてしまうため、エラーが起こるというわけです。 回避策 テーブルに行や列を追加するのではなく、シートに対して行全体、列全体を追加すれば、図1の下のテーブルや図2の右のテーブルも全体的に移動するのでエラーは発生しません。 この場合、人間が手動で追加する場合はいいのですが、VBAを使って、テーブルに行や列を追加する場合は、シートに対する行や列の追加が必要になるためやっかいです。 一つのシートにテーブルを複数追加する場合は、このような問題が起こらないようにレイアウトを考える必要があります。 私の場合は、仕方なく、図1のパターンでは、列が少ないテーブルを下に配置することにしました。これだと、上のテーブルを追加しても、下のテーブルは全体的に下にずれるため問題ありません。 そういうレイアウトにできない場合は、仕方がないので、行全体、列全体を追加することになります。

HPのノートPCの修理代が高くて驚く

しばらく前に、会社のノートPCが故障しました。症状としては電源ランプが点滅し、画面が表示されないというものです。モデルはHP ProBook 650 G8。 HPに見積もりを頼んだところ、マザーボード交換で12万円台という見積もりが届いてド肝を抜かれました。新しいPCが買えるくらいです。しかも出張修理ではありません。 そして同じ頃、DELLのノートPC、Vostroの充電がうまくいかないという問題が起きたので、これも見積もりを頼んだところ、出張修理で約3万円という回答でした。安ッ! HPのデスクトップはこれまでほとんど故障したことがなかったためずっと購入してきましたが、ノートPCは割と壊れる事がわかりました。(他にも2、3台でACアダプターが故障しています。こちらは安価ですが) 修理代が途方もないので、今後は3年保証を付けるか、DELLを購入することを検討する必要があります。 DELLの場合、画面サイズが16インチと、HPの画面サイズが 15.6インチより大きいのもメリットです。たかが0.4インチですが、横のピクセル数は変わらず、縦方向に大きくなっているので、画面が小さいノートの場合、Webを見るにしてもWordを使うにしても、結構違ってくると思います。 DELLに難があるとすれば、オーダーや日本に在庫がないものについては海外から送ってくるので時間がかかるという点です。 ただし、在庫ありモデルであれば、むしろHPより早いかもしれません。HPは基本的に5営業日かかりますから。 あと、細かい点では、DELLは支払いをWebでセルフで完了できるというのもいいです。HPだとクレジット支払いの際にいちいち電話対応が必要になります。 なお、調子が悪かったDELLのVostroは、修理後も調子が悪く、再修理しても調子が悪く、結局、私がテレワーク用に使っています。USB-Cからの画像出力ができなくなっているため、HDMI接続をしています。 DELLの使用台数が少ないため、なんともいえませんが、他に購入したLatitude2台は問題ありません。 HPのデスクトップについては、公私ともに百数十台以上、もしかしたら数百台購入してきました。初期不良で一台、原因不明の不安定で一台、HDDの故障で一台壊れた以外は故障した記憶がありません。 ちなみに、モニターもDELLの方がいいんじゃないかと思

Excelによる画面解像度計算2

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以前、Excelを使って画面解像度の計算をしてみました。 画面サイズとピクセル数から縦横サイズと解像度をExcelで計算する。 先日、再度解像度計算をしようと思った際に、以前作ったファイルだと使いにくいと感じたため、今回はテーブル形式で作ってみました。 テーブルは次のように作りました。画像をクリックすると拡大できます。 非表示になっている列があるので、それを開きました。左側のオレンジのセルは入力項目で、青いセルは計算用、グレーが主に出力用です。 入力用の列名は次の通りです。 サイズ 横ピクセル 縦ピクセル セルに入力されている式を表示してみました。こちらは計算用。 それぞれの列の式です。 tan =[@横ピクセル] / [@縦ピクセル] θ =ATAN([@tan]) sinθ =SIN([@θ]) cosθ =COS([@θ]) 横インチ =[@サイズ] * [@sinθ] 縦インチ =[@サイズ] * [@cosθ] こちらは出力用です。 列の式です。 横cm =[@横インチ] * 2.54 縦cm =[@縦インチ] * 2.54 縦横比率 =[@横ピクセル] / [@縦ピクセル] 縦横比 =XLOOKUP([@縦横比率], アスペクト比[縦横比], アスペクト比[縦横比文字], "",1) DPI =[@横ピクセル] / [@横インチ] 縦横比を参照するために、「アスペクト比」という名前を付けたテーブルを用意しました。 XLOOKUPを使って、この表で縦横比を検索し、対応する縦横比率を取得しています。 縦横比の列に入れる数値は、手入力ではなく、縦横比をもとに計算した値をコピペした方が良いでしょう。それなら完全一致で検索できると思います。

Wordを閉じようとするとNormal.dotmについてのダイアログが表示される

Acrobat アドインのせいでダイアログが表示 職場の方から、Wordを閉じようとするとNormal.dotmについてのダイアログが表示されるようになったと問い合わせがありました。話を聞いていた他の方も数日前からその現象が出ているという事でした。 検索して見ると、次のMicrosoftのページがヒットします。 Word を終了するたびに、Normal.dotm テンプレートへの変更を保存するように求められます 読んでみて、次のタイトルでピンときました! 原因 1: インストールされているアドインまたはインストールされているマクロによって、グローバル テンプレート Normal.dot または Normal.dotm が変更されている Adobe の Acrobat だ。こういう悪さをするのは Acrobat に違いない。と思い、早速、次の手順でアドインを無効にしました。 「ファイル」メニューを開く 左下の「オプション」をクリック 「アドイン」を選択し、「管理」で「COMアドイン」を選び、「設定」をクリック Acrobatのアドイン(多分Acrobat PDFMaker Office COM Addin)のチェックボックスをオフ その結果、見事に現象が出なくなりました。 Excelのファイルが破損する問題も発生 この問題が起きる以前、しばらく前からExcelファイルが破損するという問題が次々起こっていました。 具体的には、マクロを実行しようとするとシステムエラーが発生するとか、マクロがきれいさっぱり消えてしまっているとか。 短期間に3人で発生しました。Excelのアップデートでおかしくなったのかと思い、管理者コミュニティーを覗いてみてもそれらしい話は聞こえてきません。 そして、3人の利用者と発生していない人たちと何が違うんだろうと思い、3人の利用者はいずれもAcrobatを利用していることに気が付きました! 実は数日前から、妻が自分の職場でExcelファイルのマクロが壊れたといっていました。妻もAcrobatを使っています! Acrobat の仕業に違いない。 Acrobat のアドインはこれまでにも悪さをしでかしています。 AcrobatのアドインによりOutlookがプロパティの変更を通知 ファイルに保存したOutlookのメールを開くと文字化け 早速、Exce