実家用にNEC Aterm WX5400HPを購入しました

自宅ではNECのAterm WX5400HPをWi-Fiルーターとして使っています。

NEC Aterm WX5400HP をセットアップ

実家のWi-Fiルーターは NEC Aterm WG2600HSでした。

NEC 無線LANルーター Aterm WG2600HS を購入


WG2600HSには自動ファーム更新機能がありました!

WG2600HSも悪くはないものの、いかんせんファームウェアの自動更新機能がありません。(ありました。後述)

先日、警視庁からルーター不正利用に関する注意喚起がされていました。

家庭用ルーターの不正利用に関する注意喚起について

今となってはファームウェアの自動更新は必須だと思うので、この機会に買い替えることにしました。

自宅と同じWX5400HPにしておけば間違いないし、管理もしやすいのでこれにしました。


と書いたのですが、再度マニュアルを見ていたところ、なんとファームウェアの更新画面とは別のところに、自動更新の設定があり、デフォルトで自動更新される様です。

メンテナンスバージョンアップ機能に関する許諾について

ページにないのでてっきり自動更新されないものだと思っていました。


ブリッジとして設定

実家には、au光のレンタルルーター Aterm BL190HW が既にルーターとして稼働していました。

au光回線 - ONU - Aterm BL190HW という構成です。

BL190HWがルーターとして稼働しているため、その先にWX5400HP をルーターとして接続してしまうと、BL190HWとは別ネットワークとなり良くありません。

au光回線 - ONU - Aterm BL190HW(NAT)- Aterm WX5400HP(NAT)

例えば、BL190HWが 192.168.2.X だとすると、WX5400HP は 192.168.3.X になってしまいます。

こうなると、BL190HWとWX5400HPの間でブロードキャストが通らなくなるので、BL190HWに接続されたデバイスがWX5400HPに接続されたデバイスを見つけることができなくなり不便です。(逆の場合も同様に見つけられない。見つけられるようにするには、hostsファイルやDNSが必要になる。もちろんIPアドレスを直打ちすれば別ですが)

また、WX5400HPに接続されたデバイスはNATを二重に経由してインターネットに接続するので、これもトラブルの元です。

というわけで、WX5400HPはルーターモードではなくブリッジモードで動作させるため、本体のスイッチで強制的にBR(BRidge)に切り替えました。

この写真ではRT(RouTer)に設定されています

これにより、WX5400HPは、ルーターとしては機能せず、BL190HWから送られてきたパケットを右から左に流すだけの装置となります。

正確には通信量を抑制したり通信距離を延長するためのブリッジや、マルチポートブリッであるスイッチングハブとしても機能するのですが、詳細は割愛します。

交換後の構成です。

au - ONU - Aterm BL190HW(Router)- Aterm WX5400HP(Bridge)- Wi-Fi子機

有線で接続する機器は、BL190HWの方に接続します。WX5400HPが故障しても影響範囲を少なくするためです。

これで、ブロードキャストの問題もなく、宅内ネットワークを構成することができました。


設定

設定はデフォルトからほとんど変更していません。

デフォルトだとWX5400HPがDHCPクライアントして動作し、BL190HWからIPアドレスやゲートウェイ情報等を割り当ててもらう事になります。これだとWX5400HPのIPアドレスが変わる場合があり(実際にWG2600HSのアドレスが変わっていました)、管理がしづらくなります。そのため、WX5400HPには固定アドレスを割り当てました。

暗号化は「WPA2-PSK(AES)/WPA3-SAE(AES)」に変更しました。古くて安全性の低い暗号化にしか対応していないWi-Fi子機もありますが、幸い実家のWi-Fi子機は全部これで通信出来ました。

iPhoneをWi-Fiルーターに無線接続すると「安全性の低いセキュリティ」と表示されます(iOS 14)

バンドステアリング(5GHzと2.4GHzの自動切換え)を有効にしたままで、テレビやレコーダー、プリンター等も接続できました。これで、二階に行ったり、庭で作業したりしながらでもWi-Fiを使えることでしょう。(自宅ではバンドステアリング非対応のデバイスがあったため無効にしています)


aterm.me

WX5400HPに固定IPを割り当てない場合には、「Aterm検索ツール」で探す必要があります。

ルーターモードの場合は、http://aterm.me/で管理画面にアクセスすることも可能です。ルーター内部のDNSが自分自身のIPアドレスを返すのでしょう。

meドメインを調べたらモンテネグロでした。これドメイン取ってるんかいと思ったら、ちゃんと取ってました。

https://sg.godaddy.com/whois/results.aspx?domain=aterm.me

ちなみに、BL190HWは http://web.setup/ で管理画面にアクセスできます。

Atermを初期化する方法(クイック設定Webを使用)


その他

WG2600HSはWi-Fi5ルーターでしたが、WX5400HPはWi-Fi6ルーターなので、対応しているPCはWi-Fi6で接続されるようになり、いい気分でした。

母のPCはこれまで有線で接続されていました。このケーブルが古いもので100Mbpsリンクでした。今回、無線に切り替えWi-Fi5接続となり、google スピードテストで400Mbps前後の速度が出るようになりました。


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