小林礼奈の中本騒動と、ビジネス誌の信頼性

小林礼奈の中本騒動について記録しておこうと思います。

この件はYahoo!ニュースで見たのが初めでした。その記事では、子供とラーメンを食べている最中に店員から追い出されたような印象がありました。


蒙古タンメン中本

激辛のラーメンを提供するお店で、吉祥寺にあったため数回行ったことがあります。弟が食べたいというので高円寺の店にも行ったことがあります。

私は中本のファンというほどではなく、最近は店に行く事はないけれど、セブンイレブンでカップ麺や冷凍麺が出るとその都度話のネタに試し買いする程度でした。

ちなみに、店ではヌルイ辛さのものを選んでいました。一度冷たい麺なら大丈夫だろうと辛さを確認せずに頼んだら魂が抜けそうになりました。冷たい麺でも辛さレベルが上のものがあるんですね。

店に貼ってある店長の記事が面白くて行くたびに読んでいました。初代に頼み込んで伝授してもらったとか書いてありました。


小林礼奈

全く知らずに、誰それという感じでした。

なんと私と同郷の新潟県出身でした。

売れないタレントで、割と最近お笑いタレントと離婚したとか。


事件のあらまし

中本で子供とラーメンを食べていたら並んで待っていた他の客に遅いと苦情を言われ、さらに食べている最中に店員に追い出されたとブログに書いて、中本が炎上。

中本が謝罪の形で防犯カメラの映像を元に詳細を説明。その内容が小林の書いたものとは異なっていて、小林がミスリードさせるように事実を歪曲して投稿していたことが発覚し逆炎上。

実際には友達と行って、写真を撮りながら食べ、子供は食べ終えて遊んでいて、友達も食べ終えてマスクまでつけていて、40分かけて食べていたという事です。また、並んで待ってた客も子連れで閉店時間も迫っていて、一つしかないテーブル席を小林のグループが占拠していたという事でした。

小林は事実が明らかにされて都合が悪くなるとブログを黙って修正しながら悪いのは苦情を言った客で中本は最初から悪くなかったと話をすり替え更に炎上。今に至る。

と、ざっとこんな感じだと思います。

当時、両方のサイトをチェックしていました。


ラーメンを食べる時間は10分くらい?

このニュースを聞いて妻はラーメン食べるのに40分なんてありえんと憤っていました。

とはいえ、私自身一体ラーメンをどれくらいで食べているのか計ったこともないのでそこについては意見を保留していました。妻によれば私たちは10分くらいで食べるし速ければ5分じゃないかという事でした。

まあ、私は伸びた麺を食べるのが嫌いなので、ラーメンが出て来たりパスタを作ったりしたら一刻を争い美味しいうちにサクッと食べてしまいます。とはいえ一体どれだけかかっているのか考えたこともありませんでした。

試しに一般的にどれくらいか検索して見ると、割と近所にある盛りで有名なラーメン次郎の荻窪店は15分の時間制限を設けていて、大概の客は10分で食べているようです。

【ラーメン二郎】「15分で食べて」と時間制限のある店舗で、客の食べる時間を計測してみた / タイムリミットまで残り1分! そのとき店主は!?

あまりあてになりませんがYahoo!知恵袋の回答を見ると多いのは10分以下、長くて20分という感じです。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1138952891

それを考えると小林の所要時間は普通の概ね4倍もあったということになります。

そりゃ、待ってる客は怒るし、店も配慮することでしょう。


大手マスコミは小林擁護

まあ、この人は話を捏造したり、故意か無意識か話を自分の都合の良いように曲解したりするので、何かしら精神的に問題があるんだろうと思います。

問題なのはこの事件に対する大手マスコミの記事です。


東洋経済

「小林礼奈と中本」の騒動、本人や店じゃない元凶 

騒動の概要を説明し、次のように書かれています。

いずれにしても過失というほどひどいものではなく、よくある話にすぎません。三者ともに悪意はなく、それぞれ「もう少し急いで食べればよかった」「もう少しお客さんの気持ちを考えて声をかければよかった」「もう少し優しい気持ちで待てばよかった」というだけの話でした。むしろ、「これくらいのことを受け入れ合わなければ、どれだけ生きづらい社会になってしまうか」と感じるレベルの出来事であり、騒動になってしまったことが社会の歪みを象徴しているようにも見えます。

はあ? あなた両方のサイトをちゃんと確認したんですか。ネットの記事だけで記事を書いていませんかと呆れてしまいました。

小林に「悪意」はなかったとしてもやってることは自分のブログネタのために罪もない店を悪者にする悪そのものです。中本に営業妨害で訴えられたっておかしくないだろうと思います。

世の中には実際に風評被害でつぶれている店もあるようですし、事実と異なることを書いて損害を与えたら糾弾されても仕方がないし糾弾されるべきだと言えると思います。


週刊ダイヤモンド

蒙古タンメン中本の退店騒動に見る、社長対応の「ありえない」問題点

こちらの記事では中本が客のプライバシーを公表したのは最悪だと書かれています。

 騒動の事情を説明するために、白根社長は防犯用のカメラの映像を分析し、公式ホームページ上で小林さんのグループの行動を事細かにわれわれ第三者に向けて公表しているのです。

 ここが企業の対応として「最悪」な点です。蒙古タンメン中本の店員が勘違いしてしまったのは仕方がないということをアピールしたかったのだと思いますが「顧客のお店でのふるまいをここまで細かく書くかな?」と引いてしまうぐらい事細かに発表しているのです。

次のようにも書かれています。

蒙古タンメン中本は防犯カメラの映像から分単位で小林さんのグループの行動を分析して、第三者に食事中のプライバシーを公開し、結果としてネットリンチを引き起こしている。これがホームページに公開された文章に私が感じた悪意の正体だと思いました。

もう一度書きますが、今回の事件の発端は、小林が(自分に利益が生じる)ブログのネタのために事実を歪曲して印象操作を行い、中本を陥れようとしたことです。

それに対して中本は事実を詳細に説明することで防衛を行い、実際にそれは奏功したわけです。社長の対応は最悪どころか大成功だったと言えると思います。

この作者は小林が自分のブログを都合よく改ざんしていることをわかっているのでしょうか? なんで週刊ダイヤモンドともあろう雑誌がこんな記事を掲載するのか理解に苦しみます。


ビジネス誌の記事も信用できない

以前からスポーツ紙やSPA!のような雑誌は煽情的で事実を元にしているのかも怪しくて信用できないと思っていました。

今回の件は双方のブログを見たり、Yahoo!コメント等の指摘を読んで、小林に問題があると考えていました。

しかし、東洋経済や週刊ダイヤモンドのようなビジネス誌の記事はまともに調査考察したとは思えない内容で驚きました。

東洋経済はともかく、ダイヤモンドはデータをもとにした記事を書くので好感を持っていたため失望はひとしおです。

ビジネス誌の記事であっても信用が置けないという事を認識させてくれたのはある意味良かったと思います。他の記事も疑ってかからねば。


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