Windows 11のWi-Fi接続時にVPNを使うと遅い問題がクリーンインストールで解消

Windows 11 + Wi-Fi + VPNの通信速度低下問題

数か月前に、一人のユーザーからリモートデスクトップが異常に遅くてテレワークできないという連絡がありました。原因はどうやらWindwos Updateによる不具合のようです。

Windows 11、更新プログラムでVPN接続の速度が低下する問題が発生

問題のPCは HP 製のノートPCで、もともとWindows 10だったものを 11 にアップグレードしたものです。色々試したけれど、解決せず、結局、有線で使ってもらっています。


自宅のPCでも発生

今回、私の自宅のテレワークPCをSurfaceから HP ProBook 650 G5 に変更したところ。なんとこのPCでも同様の問題が発生しました。

まず、VPNへの接続自体が遅くて、そのあとリモートデスクトップを開始すると、通信速度がとても遅いので問題が起こるかもしれないという意味のメッセージが表示されます。実際に操作に支障をきたすほど遅いです。

暗号化プロトコルは L2TP/IPsec を使っていて、有線接続すると解消するので、やはり上記の問題だと思います。


Windows 11 のクリーンインストールで解消

Bing Chatに聞いて、リモートネットワークのゲートウェイを使わないようにしてみたり、Auto-tuningを無効にしてみたりしたけれど、効果はありませんでした。

そこで、Windows 11 をクリーンインストールしてみたところ、なんとあっさり解消しました。

最初のユーザーの時は、設定->システム->回復からPCをリセットしていました。以前から思っていた通り、この方法ではPCが完全に初期化されないようです。

最悪は、Windows 10 に戻さないといけないかと思っていたので、解消できてよかったです。自宅は有線で何とかなっても、キャンプや旅行の時にテザリングが使えないとアウトですから。


Windows Update後に再発したけれど23H2で解消

2023-11-15 追記

今朝、VPNとリモートデスクトップを使って社内に接続して作業をしていたところ、急に動作が異様に遅くなりました。

ローカルに戻ってみるとWindows Updateが適用中でした。

Windows Updateの適用が終わり再起動しても遅いままで、まるで以前と同じような状態でした。

Windows Updateを再度見ると、いくつか適用されていないアップデートが見つかったため、すべて適用し再起動しましたが、やはり同様でした。

Windows 11 23H2 があったので、ダメもとで適用し、再起動したところなんと解消。

とりあえず問題なく動いています。

これだと、またWindows Updateで突然テレワークができなくなることもありそうです。


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