DELL 31.5インチ 4K HDR モニター U3219Q を購入

長年使ったEIZOの24型モニターをDellの32型4Kモニターに買い換えました。


これまで使っていたモニターは

2010年の10月くらいに購入した EIZO(当時はナナオ) のSX2462W-HXPXBK でした。
簡易キャリブレーション機能が付いたAdobe RGB対応の24型モニターで、それなりに満足していました。

しかし、購入してから10年が経ち、世の中はスマホなどの高DPIが一般的で、その文字の美しさに見慣れていると、PCで文字を読むときのぼけたような読みづらさがだんだんストレスになってきていました。

(DPIはDots Per Inchの略で、ドット/インチ、つまり1インチ当たり何個のドット(画素、点、ピクセル)があるかということになります。数値が高いほどきれいに見え、低ければドットが目立ち粗く見えます。これまでの一般的なモニターが100 DPI位。MacのRetinaが200 DPI台。最近のiPhoneは400 DPI前後あります。家庭でのカラー印刷の場合300 DPIあれば十分と言われています。)

また、職場では30型のモニターを使っているため、画面の狭さもやはりストレスになってきていました。特に写真を編集しているときに、もっと広ければ作業もはかどるのにと思っていました。

そして、コロナによるテレワークが始まり、仕事を24型モニターでしてみると画面が狭くて、普段はウィンドウ表示しているExcelファイルを全画面表示しなくてはならず、そうなるとウィンドウの切り替えが煩雑でこれまたストレスを感じていました。また、夕方になると目の痛みも感じていました。

新しいモニターに求めた条件

新しいモニターに求めた条件は、30型以上の大画面、4K(高DPI)、IPSパネル、非光沢、高さ調整可能なスタンドでした。

これまでのモニターで不満だったのは画面の狭さと解像度の低さ。そのため、新しいモニターに求めるのは30型位の画面と4Kでした。

42型で4Kだと105DPI程度になってしまい、これだと24型Full HDとDPIがあまり変わりなく、文字がきれいになりません。そのため、モニターサイズは30型位が妥当です。

以前、会社でHPの安いVAパネルモニターを買ったら、視野角が極端に狭く、画質も悪く、おまけに高さ調整機能は貧弱と散々でした。あれに懲りて安いモニターはやめようと思いました。

見やすさを考えると、反射が邪魔になる光沢画面もだめです。今回のテレワークの際に光沢画面のノートPCをセットアップしてみましたが、やはりなかなか厳しい。

HPだと30型オーバーの4KはVAパネルになってしまいます。そこで、DELLのサイトを見てみると今回選んだU3219Qがすべての条件を満たしていました。

価格はAmazonで税込み107,352円。結構いい値段がしますが、32型の4kモニターでちゃんとしたメーカーのものとしてはこれが一番安いくらいです。これからまた10年毎日のように使うことを思えば月々895円なので高くはない買い物だと思います。

Amazonのレビューを見ても満足度が高くて安心です。

2台のPCでキーボードとマウスを共有するKVM(Keyboard Video Mouse)スイッチも搭載しています。
今はテレワーク中なので仕事用のPCとプライベートのPCを簡単に切り替えられてこれは便利。

sRGBモニターだというのも安心です。職場のモニターはHPのAdobe RGB対応で、明るさ以外の一切の調整機能がなく、キャリブレーションツール(測色機)が必須。そして、カラーマネージメント対応のPhotoshopのようなソフト以外は常にAdobe RGBの派手な色で表示されてしまうという問題がありました。sRGBモニターならそういう問題もありません。(アプリケーションレベルではなく、OSレベルでカラーマネージメントするMacなら広色域モニターでも問題ないかもしれませんが)

150%拡大

24型WUXGA(1920x1200)のモニターは94 DPI。31.5型4K(3840x2160)は140 DPI。140 / 94 ≒ 149%、なので、Windows 10 のディスプレイ設定で、画面を150%拡大すると24型とほぼ同じ大きさで文字などを見ることができるようになります。

モニターをつないで起動してみたところ、自動的に拡大率が「150%(推奨)」となっていました。

Word や Excel でA4を表示すると、縦が1 cmほど長く表示されますが、概ね現物サイズで表示されます。

カスタムスケーリング機能を使えば、完全に一致させることも可能だと思いますが、これを使うと画面のレイアウトが狂ってくるアプリケーションもあるので注意が必要です。業務用アプリケーションでそういうものがありました。

とても満足

実際に設置して使ってみた結果とても満足でした。画面は24型よりもずっと大きくWebページも広い範囲が見えるし、会社の30型に比べると文字もきれいで見やすくなっているし、申し分ありませんでした。

解像度が向上したため、画面でフォントの違いも分かるようになりました。游明朝と游ゴシックをWordで表示しても違いが判り、印刷した結果に近く表示されるようになりました。MS明朝とゴシックを表示すると、MSゴシックはボールドのような書体だったこともわかりました。メモ帳で文字を表示するとと黒々としています。

ベゼルも狭いのでスペース的にも問題ありません。机の上においても違和感がありません。

仮置き

嬉しかったのは奥行きが浅くなっていたこと。モニター自体が薄いし支持部分もスリムなので、EIZOの24型が画面の前面まで22 cm程度あったのに対して、U3219Qは15㎝程度しかなく、画面から距離を取れるようになりました。エレクターを机として使っていて奥行きが60 cmしかないので(一般的な事務机は70 cm)この差は大きいです。これで目の痛みも解消されるかもしれません。

USBポートが4つあるのもうれしい。背面の2ポートにマウス、キーボード。側面の2ポートにメモリカードリーダーやWebカメラなどをセットできるのがいいです。
(追記: マウスのレシーバーを背面のポートに挿していたらマウスの動きが悪くなったので側面に差し替えたところ回復しました。背面だと電波が通りにくいのかもしれません。マウスはLogicool製です。)

以前はモニターを買うならナナオだったけれど、今となってはHPやDELLで十分だと思いました。やはり大量出荷しているメーカーの方がスケールメリットでよいものを作れるのかもしれません。

自動調光機能が欲しかった

昼間は快調でしたが、夜になって電気を付けたら画面が明るすぎでした。

EIZOのモニターは光センサーがついていて周囲が明るければ明るく、暗くなれば暗くする、今どきのスマホのような機能がついていました。

U3129Qは昼の明るさに合わせると、夜明るすぎます。これについては部屋の照明の明るさをアップして対応しようと思います。

ゲームはいいビデオカードが欲しくなる

現在使っているビデオカードは2018年の1月に購入したNVIDIAのGeForce GT 1030。

リメイクされたBattle Zone というゲームのために購入したのでした。

24型(1920x1200)の時には、Battle ZoneはもちろんHalo Master Chief CollectionのHalo: Combat Evolved AnniversaryやReachも問題なく60 FPSでプレイできていました。

しかし、4kでは懸念していた通り力不足で思ったように操作できず画面酔いしてしまいました。フルサイズでは話にならずウィンドウモードでサイズを抑えて何とかというところ。

せっかく4Kのために買ったビデオカードが4Kモニターを買った時には使い物にならなくなっていました。

仕方がないのでGeForce GTX 1650でも買おうかと思う今日この頃です。

DPP4のサムネイルにジャギーが発生

キャノンのカメラにおまけでついてくる写真編集ソフトDigital Photo Professional 4を開いたところ、サムネイルにジャギーが発生してきれいに見えなくなっていました。モニターを150%拡大で使用しているので、画像も拡大されてしまっているのではないかと思います。

いずれ改善されることを期待します。

追記: Adobe Lightroomでもサムネイルにジャギーが発生しました。Windows10のディスプレイ設定で150%拡大をしているとこうなるのかもしれません。ただ、ビットマップ画像が何でもかんでもジャギーが発生しているかと思えばそうでもありません。今のところ気になるのはこの二つだけです。

KVMスイッチはHDMIとDisplayPortの組み合わせでも問題なし

KVM(Keyboard Video Mouse)スイッチを使ってみたところ問題なく機能しました。

メインPC: DisplayPort + USB 3.0ポート
テレワークPC: HDMI + USB Type-C

メインPCは映像をDisplayPortでつなぎ、PCのUSB3.0ポートからモニターのUSB 3.0 アップストリームポートに接続します。

テレワークPCは映像をHDMIで接続し、PCのUSB3.0ポートから変換ケーブルを使ってモニターのUSB Type-Cポートに接続します。テレワークPCにはType-Cポートがありません。

キーボードとマウスはモニターに接続します。

緑:音声
青:ビデオ
黄色:USB


これにより、DisplayPortに切り替えた時には、モニターに接続されたデバイス(マウス、キーボード)を USB 3.0のアップストリームポートに接続し、HDMIに切り替えた時にはUSB Type-Cに接続するようです。

USB 3.0 から Type-Cへの変換ケーブルでKVMが機能するか懸念していましたが問題ありませんでした。変換ケーブルはAnker製です。

これで余計なKVMスイッチを排除することができ机周りがよりすっきりしました。

ちなみに、KVMスイッチはマウスやキーボードだけでなくWebカメラも共有できています。

サウンド出力の共有

U3219Qには音声出力端子もついています。当初はUSB接続のオーディオ変換器を内蔵しているのかと思いましたが、そうではなくDispayPortやHDMIからの音声信号を出力しているようです。DisplayPortに切り替えればDisplayPortからの音声が、HDMIに切り替えればHDMIからの音声が端子に出力されるのでしょう。スピーカーも共有できるようになりとても便利です。

次の画像はDisplayPortで接続した場合のデバイスマネージャーの図です。


ビデオカードのオーディオの先にU3219Qが接続されています。

サウンドの再生にもNVIDIA経由でU3219Qが表示されています。



HDR

購入時に DisplayHDR 400 に対応しているのは知っていましたが、パソコンでHDRを使おうとは思っていなかったので気にしていませんでした。しかし、買ってみたら試してみたくなりました。

ネットで調べると、Windows 10の「ディスプレイ設定」(デスクトップを右クリックで起動可能)でHDRを有効にできるようですが、項目が見当たりません。

モニター本体のスイッチを使ってメニューを表示し、「ディスプレイ」のところを見たら「Smart HDR」の項目があり、オフになっていました。これをオフ以外にするとHDRが有効になります。

Smart HDRでは、「デスクトップ」「ムービーHDR」「ゲームHDR」「参照」のモードが選択できます。
最後の「参照」は英語ではReferenceのことで、DisplayHDR規格対応モードということです。

「ちなみに「DisplayHDR」は、HDR映像フォーマットとして「HDR 10」対応を必須としている。」そうです。

そして、ディスプレイ設定にもHDRを有効化するボタンが出てきました。



これを有効にしてChromeでYoutubeを表示し、HDR動画を再生すると歯車アイコンのところにHDRが表示されるようになりました。


ディスプレイ設定でHDRをオフにすると表示されなくなります。


Smart HDRを有効にすると輝度は調整できなくなります。

HDRを有効にしてYoutubeのHDR動画を再生したところ、HDRらしい輝度の高い美しい動画を再生することができました。

再生する場合、コントラストを最大にしておいた方がHDRらしい画像で見ることができます。

なお、HDR有効だとガンマがおかしくて明るすぎ、HDR非対応のデスクトップアプリやWebページが見れたものではないので、動画やゲーム以外を見る場合には、「ディスプレイ設定」でHDRをオフにしておきます。

HDRが有効な時、モニターのメニューを表示するとメニュー右上に「HDR+」の表示が出ます。Windowsのディスプレイ設定でオフにするとメニューの表示も消えるので、モニター側でHDRが有効になっているかどうか(HDR信号を受信しているかどうか)を確認することができるようです。

DELL Display Manager (DDM)

DELL Display Managerをいうソフトをダウンロードしてインストールしてみたところ、ある程度のモニター操作をソフトからできるようになりました。

輝度やコントラストの調整、KVMスイッチの設定も可能なので、インストールした方が良いでしょう。


上の例では、モニター入力をDisplayPortに切り替えた時には、モニターに接続されたデバイスをUSB1(アップストリームポート)に接続し、HDMIに切り替えた時には、USB-Cポートに接続するという動作になります。

DisplayPortにはデスクトップPCが接続されていて、HDMIにはノートPCが接続されています。

ショートカットキーの設定は、最初うまくいかず、「入力名」にDesktopとNotebookを指定したらできるようになった気がします。
「(編集する場合にクリックします」をクリックすると編集可能です。
ノートPCの方では何もしなくても動作したのでたまたまかもしれませんが。

「お気に入りの入力ッチのショートカットキー」は、クリックして設定したいショートカットキーを押せば、入力されます。
Back Spaceキーを押せば「なし」に戻せます。

上の画面の設定では、Ctrl+Shift+F1を押すと、モニターの入力をHDMIに変更できます。
キーボードがモニターに接続されているので、モニターがキー入力をトラップして切り替えてくれるのかと思いきや、単純にDDMアプリがショートカットキーを受け取るとモニターに切り替え信号を送っているようです。

そのため、デスクトップとノートの両方のPCにDDMをインストールする必要があるようです。
ノート側では、切り替え先にDP-Desktopを指定します。

ただし、DMMを使うには、DMMとモニターがディスプレイケーブルで通信できる状態になっていないといけないようです。
私のノートPCには4K化するため、USB接続のHDMIディスプレイアダプターが接続してあり、そこにモニターを接続しています。

このアダプターをはさむとDMMとモニターが通信できなくなるようで、DMMのアイコンにビックリマークが付きます。
ショートカットキーも受け付けてくれません。
ケーブルをノートPC本体のHDMIポートに接続したところ入力切替のショートカットが機能しました。

消費電力

輝度、コントラストともに50%の状態で37W程度。

HDRオン(輝度はおそらく100%)でコントラスト100%の状態で41W。

ゲームをプレイしてみると50Wに達するときもありました。
動画を処理すると高くなるのかもしれません。

入力をもう一台の電源オフのPC側のHDMIに切り替えてモニターのメッセージが表示された状態で46W
電源を入れると36W程度。

PCを入れるとDDMで設定された値まで輝度が下がるため、消費電力も下がるのかもしれません。

試しに、SW2462Wの電源を入れてメニューを表示して測ってみたところなんと80W!

消費電力面でもよくなったようです。

パソコンのアイドル時の消費電力が36W位なので、合わせて70Wちょいの消費電力があることになります。節電設定は有効にしておいた方がよさそうです。


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