USB 3.0 で 4K 表示できるHDMIディスプレイアダプター j5create の JUA354

コロナでテレワークを始めたところ、自宅の画面サイズが小さくストレスがたまりました。そのため、31.5型の4Kモニターを新調しました。
http://www.travel-and-mylife.com/2020/04/dell-315-4k-hdr-usbc-u3219q.html

ところがテレワークに使っているノートPCは古いもので4K対応していません。そこで、USB接続できる4Kアダプターを購入してみました。

機種選定

価格.comでUSB接続の4K対応ディスプレイアダプター(カテゴリーはグラフィックボード・ビデオカード)を探すと5つ見つかります。

エレコム、IODATA、RATOCといった知っているメーカーのものもありますが、いずれも2015年以前のもので日進月歩のパーツ業界では選ぶのを躊躇します。USB2.0対応というところも性能に疑問を感じます。

そこで、聞いたことがないj5createという会社のJUA354という製品を仕方なく選んでみました。

会社案内を読むと台湾で5人で創業したUSBデバイスのアイデア製品の会社のようです。なるほど。

購入したのは安心のヨドバシカメラで税込み8,750円、10%ポイントバック。

インストール

接続しても、画面が有効にならないので、デバイスマネージャーを開くとビックリマークがついたデバイスがあります。
右クリックして、ドライバーの更新(と確か検索)を実行したところ、ドライバーがインストールされました。
製品説明には「Win10/8.1/8/7 ではドライバーは自動インストール」と書かれています。

Trigger 6 External Graphicとして認識されます。


DirectXで見ると次の通りです。

製造元はMagic Control Technology Corp.こちらも台湾のメーカーのようです。
3840 x 2160 (32 bit) 30Hz

4K表示はされていますが、リフレッシュレートは30Hzとなっています。

ノートPCのスペックはCore i5 の第3世代でメモリーは10GBです。
60Hzにならないのは私のPCの性能のせいなのか元々こういうものなのかわからないです。

必須環境を見ると次のように書かれています。
One 2K (2048 x 1152@60Hz) full-screen video playback
CPU: Intel Core i5 Quad Core
RAM: 4GB memory or higher

One 4K Ultra HD or two 2K (2048 x 1152@60Hz) full-screen video playback
CPU: Intel Core i7 Quad Core
RAM: 8GB memory or higher
Graphics card: Intel HD Graphics 4000/ ATI HD 7xxx/ NVIDIA 5XXM or higher
4K表示にはCore i7の4コア以上が求められています。

なぜグラフィックカードの条件が指定されているのか疑問です。それくらいの内臓グラフィックが搭載されたCPUでないと処理しきれないということでしょうか? Core i5第3世代の内臓GPUはHD 4000のようなので、これは満たしています。
(追記: 製品によっては内臓GPUを使って画像の圧縮を行いUSB3.0での4K出力を行っているようです)

使用感

少し使ってみた感じだと、ウィンドウを素早くマウスで動かすとスムーズには動かず残像が出ます。ウィンドウサイズを変更する際にも、ぎこちない動きになります。Yahooのニュースをスクロールするとスムーズではありません。4K動画を再生すると飛び飛びになります。

CPUが必要スペックを満たしていないので、仕方がないのかもしれません。

とはいえ、使えないほどではありません。少なくともOfficeを使う程度には実用性があると思います。ぼけているFull HDよりは、動きのいまいちな4Kを選びます。

実際に、仕事に使ってみて、気が付いたことがあればまた書いてみたいと思います。

リモートデスクトップで使ってみて

実際にテレワークのためリモートデスクトップで使ってみました。

使い始めてみると、色々ともたつくことがわかりました。ウィンドウの移動、サイズ変更はもちろん、文字入力でさえもたつきます。ウィンドウの移動は枠だけにしても遅いです。操作性は明らかに低下します。

しかし、Full HDに比べれば格段に文字がきれいで作業スペースも広く、レスポンスの悪さと4Kとどちらを取るかと言われたら4Kです。

高DPIに対応していないアプリは文字が多少ぼやけますが、実用にならないほどではありません。

高精細になったおかげでこれまであまり区別がついていなかった明朝とゴシックの違いもはっきりと分かるようになりました。

他のPCで使ってみて

メインで使っているCore i7 第4世代 4コア、メモリー16GBのPCで使ってみたところ、ウィンドウのドラッグをしても若干の遅れや乱れはあるもののかなりスムーズでした。
Webページのスクロールもスムーズとは言えないけれど実用上は問題ないレベルです。
Yahooニュースの動画を見ても、画像が劣化するけれど動画としてみることができました。
必要スペックを満たしていれば、実用上問題がないレベルで使えることがわかりました。

選択可能なモードは次の通りでした。WQHD(2560x1440)なら60Hz表示も可能です。



引退しているCore2Duo、メモリ4GBのPCでも一応4K 30Hzで動作しました。
こちらはそれなりにもたつくけれど使えないことはないというレベルでした。メインでずっと使う気にはなりませんが。

USB 3.0のポートがあれば4K接続ができるので、4K対応していないノートPCを4K化する場合や、デスクトップに2台目の4Kモニターをつなぎたい場合に悪くない選択肢だと思います。

いずれのPCでも自動的にドライバーがインストールされることはなく、手動で更新してやる必要がありました。
ダウンロードするのにはインターネット接続が必要でした。

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