iPhone 12 Pro Maxを iPhone 15 Pro Maxに買い替え

というわけで、iPhone 12 Pro Max を親に譲って、自分たちはiPhone 15 Pro Max に買い替えることにしました。待望の 15 Pro Max です。


妻は発売日、私は 10/3 という屈辱

昨晩、9/15 21:00 に意気揚々と発注に挑みました。Windows 11のEdgeからです。

しかし、事前作成した注文が入ったバッグがいっこうに開けません。iPhoneのストアアプリを開いても「まもなくです」というメッセージがひたすら表示されるだけです。iPadも起動してみましたが同様。

結局買えたのは、21:11だったようで、配送日は、10/3 - 10/11。非常に残念でした。

妻は9:01に購入でき、発売日の9/22に到着予定です。僕は悔しい男です。

事前予約を作っておいたので、これで当日はサクッと発売日分をゲット、とか考えていたけれど甘かった。そして、買うことができたのはiPhoneのストアアプリからではなくWindows 11から。妻もMacBook Air のWeb(Chrome)から買ってました。

なお、 15 Pro Max のブルー 512GB モデルは、私が購入した後でも 9/23 に店頭で受け取り可能でした。次回は店頭受け取りも考えようと思います。


iPhone 12 Pro Maxの不満点

望遠

iPhone 12 Pro Max を使っていて、不満だった点はいくつかあります。まずは望遠。

次の写真はアフリカのザンベジ川のクルーズで撮った白サイです。かろうじてサイとわかる程度です。これは12倍まで拡大していたかもしれません。

iPhone 15 Pro Max は光学5倍なので、もっときれいに撮れることでしょう。

Lighting

いちいちケーブルのコネクターを見ないと挿せないのが面倒で時間も無駄でした。旅行の際にもっていくケーブルも増えるし。USB-Cになればケーブルやコネクタを選別する必要が無くなります。

夜間性能

iPhone 12 Pro Maxでは、星空も全然だめでした。Galaxyなんかは結構撮れるみたいなので残念でした。これも15 Pro Max できれいに撮れることを期待しています。

eSIMがデュアルじゃない

12 Pro Max は、物理SIMとeSIMのデュアルはできますが、eSIM二つのデュアルはできませんでした。

妻はメイン回線のUQとサブデータ回線のIIJを使うため、UQを物理にしておく必要がありました。これだと、海外に行ったときに現地SIMが物理だとUQのSIMを抜く必要があります。

15 Pro Maxは、eSIMデュアルができてなおかつ物理SIMもあるという素晴らしい構成です。


iPhone 12 Pro Max と iPhone 15 Pro Max の比較

両方の製品を私目線で比較してみます。私はビデオ撮影に興味がないのでそちらに関する比較は割愛します。

iPhoneのモデルを比較する Apple


外観

本体サイズはほぼ同じですが、カメラ部分は事前情報通り大型化しています。アップルのロゴも若干大きくなっているようです。

Appleのサイトより引用

今まで自分のiPhoneは黒だと思っていましたが、こうしてみるとグラファイトだったことに気が付きました。ブラックチタニウムより明るく見えます。

とはいえ、グラファイトは炭素なので黒ですし、実物を並べると変わらないのかもしれません。


常時表示ディスプレイ

常時表示ができるようになりました。気になるバッテリー持ちは数%程度の違いのようです。

iPhone 14 Proの「常時表示ディスプレイ」、電池持ちへの影響は? 実機で検証してみた

そして、ポケットやカバンに入れた時には画面が消えるようなので、実際にはさらに違いは少ないでしょう。

今は常時表示の必要性を感じませんが、使って見ると便利なのかもしれません。ちなみに、Watchの画面が消えるのは結構ストレスを感じます。近いうちに9かUltraに買い替えます。


ProMotionテクノロジー

一秒間に120回画面を書き換えることができるProMotionテクノロジー

あんまり動画見ないし、動画自体、いいとこ60Hzでは?と思いましたが、ブラウザ等のスクロールの際に威力を発揮するようです。

【iPad】ProMotionテクノロジーの違いをスロー撮影で比較!

小刻みな視線の移動は網膜剥離の原因にもなるという話をどこかで読んだので、もしかしたら、ProMotionの方が目にはよいのかもしれません。


チタニウム

フレームの一部にチタニウムが採用されたのが今回の15 Pro Maxの売りの一つです。

これで、軽くなったという事ですが、12 Pro Max が226gに対して、15 Pro Maxは221gとほとんど変わりません。14 Pro Maxから変えると軽く感じるようですが。

チタニウムの色を活かすならナチュラルチタニウムカラーだったのかもしれませんが、実物を見るとジジ臭い色かもしれないので安全のためブラックチタニウムにしました。


アクションボタン

Apple Watchで使われている機能割り当てを変更できるアクションボタン。

とはいえ、結局消音モードで使うのかもしれません。


ダイナミックアイランド

単にノッチが小さくなっただけでは?と思いましたが、アプリの通知やモニター、操作にも使えるようです。使って見ると便利なのかもしれません。

iPhoneの「ダイナミックアイランド」は便利?できること・使い方まとめ


CPU、GPUの強化

A14 Binicチップから A17 Proチップに強化され、GPUが4コアから6コアになっています。

今でも不満は感じていませんが、マップやWebページの表示が快適になるのかもしれません。


4,800万画素

メインカメラの画素数が4,800万に増えたという話を聞いたときは、いらんだろそれ、と思いました。

一般の方は画素が増えると高性能と思うかもしれません。しかし、撮像素子のサイズがそのままで画素が増えると、画素自体は小さくなるので、画素当たりの性能は低下します。

また、ファイルサイズも大きくなるためストレージを圧迫します。

ところが、4画素を1画素として扱う事ができるため、倍率1倍では従来通り1,200万画素のカメラとしてつかえるという事です。それなら問題ありません。

また、中央部分の画素だけを使って撮影し、結果的に2倍の望遠画像も取れるようです。この場合、画素が小さくなる影響を受けることになります。下の記事ではでは問題なさそうですが、暗いところだと感度低下の影響でノイズが出やすくなるのかもしれません。

ついに4800万画素に! 「iPhone 14 Pro」のカメラ性能はどう進化した?


ポートレートの機能向上

人、犬、猫が映る場合、オートでポートレートモードが発動するらしい。タップしてフォーカスすると被写界深度情報を取り込むので後からの被写界深度調整(要はボケのコントロール)が可能らしい。焦点調整もできるらしい。もちろんコンピューターを使った調整という事になるでしょうけれど。


ナイトモード、HDRの進化

ナイトモードがよりきれいになり、HDRが自然で高コントラストになるようなことが書いてあります。


5倍光学望遠

5倍の高額望遠レンズを搭載するらしいので、これで遠くのものもきれいに撮れそうです。内部の説明画像を見ると、5倍レンズ用にプリズムを組み込んでいるようです。

スライド式のペリスコープが搭載されるという噂があり、メカの故障を懸念していましたが、これなら可動部分がなさそうなので安心です。

The iPhone 15 Pro Max 5x Telephoto camera


倍率

0.5倍(超広角12MP)
1倍(メイン48MP)
2倍(メインのクロップ12MP)
5倍(望遠12MP)

という光学ズームが使えるようです。その他の倍率はデジタルズームという事になります。

理屈の上では、これらのうちのどれかを使って撮影した方が画質は良いという事になりますが、普通に見ても見分けはつかないかもしれません。

(14 pro max と同様と思い上記のように書きましたが、違うかもしれないので、取り消し線を引きました。)


開放絞り

メイン: f1.6 -> 1.78
超広角: f2.4 -> 2.2
望遠: f2.2 -> 2.8

とメインと望遠が暗くなり、超広角は明るくなっています。基本的には明るい方が良いので画質面でどうなのか気になります。


手ぶれ補正

第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正、という事ですが、これについて具体的にどう性能が向上しているのか解説しているページを見つけることはできませんでした。

これはiPhone 14 Proで搭載されたようです。


マクロ撮影

14 Proから搭載された機能です。これまで寄るとボケる時がありましたが、これで近くのものも大きく撮れそうです。


Photonic Engine

「明るさが足りない場所での性能を飛躍的に向上させる」らしいです。そして、明るさが低度から中程度の写真に対して「圧巻のディテールを提供し、繊細な質感を維持し、より優れた色合いを表現して、写真の中により多くの情報を保つことができます」のようです。

Photonic Engineがもたらすパワフルなカメラのアップグレード

14 からです。


写真のスマートHDR 5

照明が明るい場合や不均一な場合、新しいスマートHDRがより実物に近いスキントーンのレンダリングで被写体と背景を捉え、写真アプリで表示した時に写真のハイライトがより明るく、中間色がより豊かで、影がより深くなるようにします。この先進的なHDRレンダリングは他社製アプリでも利用できるので、オンラインで共有した時の写真の見栄えがさらに良くなります。

という事です

あらゆる瞬間を超高解像度で捉えるパワフルなカメラ


衝突事故検出

自動車事故を検出すると自動で救助要請の電話を掛けるようです。使わないことを祈りますが、役に立つこともあるかもしれません。


バッテリー向上

最大20時間だったビデオ再生が最大29時間に大幅アップ。単純計算で1.5倍。

しかし、オーディオ再生は12 Pro Maxが80時間に対して 15 Pro Max は 95時間とあまり変わりません。

GPUが強化されたことによりビデオ再生の消費電力が減っているのかもしれません。


USB-C

新しくUSB-Cコネクタを搭載したので、iPhone 15 Proと同じ充電ケーブルを使ってMacやiPadを充電できます。ケーブルだらけの日々は、もう終わりです。

と、15 Proのページに書かれています。良い事です。

iPhone 15 Proは、USB 3に対応した初めてのiPhoneです5。データ転送速度が飛躍的に向上したので、未体験の速さでプロのワークフローに挑めます。

とも書かれています。私は必要としませんが人によって助かることでしょう。


Pro Maxの最小ストレージが256GB

現状で128GBの半分程度しか使っていない私にとって、最小が256GBなのは高いだけです。128GBも残してほしかった。1TBが欲しい人もいるでしょうから仕方がありませんが。


輝度向上

最大輝度が200上がって1,000ニト。屋外のピーク輝度は2,000ニト。

屋外で見やすくなるのは写真撮影時に良いかもしれません。

HDR写真もより美しく表示されそうです。


Wi‑Fi 6E

12 Pro Maxは Wi-Fi 6ですが、15 ProはWi-Fi 6E対応です。6Eになるとすいている6G Hzを使えるので、マンション住まいの方は効果を発揮できるかもしれません。

Wi-Fi 6Eを導入して分かった6GHz帯のメリット。5GHz帯との差を比べてみた

もちろん、 6E 対応のアクセスポイントが必要になります。今後、空港等のアクセスポイントが6E対応すれば、6E対応のスマートフォンはアクセスポイントまでは高速で安定した通信ができるかもしれません。アクセスポイントから先が詰まっていればだめですが。


Bluetooth 5.3

現状では大きな影響がなさそうですが、Air Pods Pro 第3世代が登場するとLE Audioによる高音質を楽しめるようになるのかもしれません。

iPhoneが「Bluetooth 5.3」に対応するのはビッグニュースですか? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

音質や利便性が向上する? Bluetooth「LE Audio」とは


第2世代の超広帯域チップ

Apple U2 チップの事のようです。これを使うと、iPhoneやWatchを探す際の精度が向上するようです。

Apple Watch Series 9とUltra 2がU2や新型心拍センサー搭載


Threadネットワークテクノロジー

ホームオートメーションのThreadにiPhoneが対応したようです。

iPhone15 Pro/Pro Max、初の無線規格「Thread」対応スマホに


高精度2周波GPS

従来のGPSのL1帯域に加えてL5帯域が使えるようになり、次の記事によると実際に位置精度が向上しているようです。

実機で検証!高額化したiPhone 14「それでも買うに値する」人の条件とは?

カーナビなどで恩恵がありそうです。


ハイダイナミックレンジジャイロ、高重力加速度センサー

二つの機能が強化されていますが、いずれも衝突検出に関する対応かもしれません。


デュアル環境光センサー

前面に加えて背面にも環境口センサーを持つようになり、画面の輝度調整やカメラの露出調整に貢献するようです。

iPhone14全モデルで、新たに背面にも環境光センサーを搭載

ポケットやバッグに入れた時に画面が消灯するのもこれを使っているのかもしれません。


12 Pro Maxからは大幅アップデート

12 Pro Maxからだと色々とアップデートされていて、不満点が解消しているのは嬉しい限りです。

旅行写真が趣味の一つである私にとって、カメラ性能が大幅強化されたのは嬉しいです。これで、夜間撮影や望遠撮影にトライしてみます。

USB-C対応やeSIMデュアルも海外旅行には有効です。

カーナビ性能が上がっているかもしれないのも嬉しいし。都内を走っているとちょくちょくロストしていましたが、軽減されるかもしれません。

逆に言えば、これら以外はあまり変わっていないとも言えます。

まあ、Proモデルを選ぶ方は写真撮影に興味がある方だと思うので、12 Pro Maxを持っている方なら、15 Pro Maxへの買い替えは良い選択肢となりそうです。

実機が届いたら、早速夜景でも撮ってみようと思います。


SONYによれば、数年以内に画質が一眼を超える見込みのようです。

スマホの画質は2024年に一眼カメラ超え、ソニーGが見通し示す

次回、多分3年後の買い替えも楽しみです。そのころは iPhone 18 Ultraでしょうか。


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